以前の記事で、例えばご家族の誰かにホームページ買取事業を手伝ってもらい、それに対して給料(バイト代)を支払う場合、数種類の届出書を提出しなければならないということをお伝えしました。

ここでは実際に支給する際の注意点、具体的には給与計算の方法や税金の天引きについて説明していきましょう。

・締め日と支給日の決定

まず最初に決めなければならないのは締め日と支給日です。
ホームページ買取事業の場合、最初は正社員ではなく、パートやアルバイトの位置付けで従業員を雇うことになるでしょう。
その場合、毎月何日から何日までで時給を集計するのか(締め日)、その集計した給料を何日に支給するのか(支給日)、決めなければならないというわけです。

ちなみに、締め日と支給日を決めるにあたっては多少のコツがあります。
・締め日と支給日の間は最低5日、できれば10日の間隔を空ける。
・締め日と支給日は月を跨がないようにする。

締め日が来たら時給の集計、給料計算を行いますが、当然それは代表者自身が行うことになるでしょう。
ホームページ買取の実務で忙しい中、締め日が来てもすぐには給料計算にとりかかれないかもしれません。
締め日と支給日の間隔が短いと、特に従業員の人数が増えてきた場合、事務処理の余裕がなくなります。
例えば毎月20日締め→末日支給など、10日程度の間隔が空いていると余裕をもって給与計算を行えるでしょう。

なお、労働保険の集計や年末調整の計算を行う際、締め日と支給日が月をまたがると、多少注意すべき事柄が増えます(例えば毎月末日締め→翌月10日支給など)。
給与計算に詳しい方なら良いのですが、まだあまり自信がない場合、できれば締め日と支給日は同じ月内におさめたほうが良いでしょう。

但しこれは「できれば」で構いません。
ホームページ買取の歩合計算やその他の事情で、月を跨いだほうが便利というのであれば、それでも構わないと思います。

・支給額と控除項目の計算

給与計算ではまず支給額の計算が必要です。
例えば時給1,000円で、その月に100時間、ホームページ買取事業に従事した場合は1,000円×100時間=100,000円ということになりますね。

それではこの100,000円をまるまる従業員に支給して良いのでしょうか。
実はそうではなく、ここから各種の保険料や税金を計算して控除(天引き)しなければならないのです。
過去に会社に勤務して給料をもらっていた方は、給料から様々な項目が天引きされていたことを覚えておられるでしょう。

大きな会社でも、創業段階の小さなホームページ買取事業者でも、従業員給料から必要な天引きを行うという義務はかわりませんので注意しましょう。

ホームページ買取事業者の場合、通常、天引きしなければならないのは雇用保険料および源泉所得税です。
具体的な金額について、雇用保険料は厚生労働省、源泉所得税は国税庁のホームページを参考にして、間違えず計算するようにしましょう。