まだ業界自体が発展し始めたような段階では、その業界における将来の「大手寡占」リスクについても一応考えておく必要があります。
つまり、大きな会社数社によって市場が独占されてしまい、中小の事業者が駆逐されてしまうような危険がないかということです。

とりわけ、IT関連において大手寡占リスクはより深刻です。
ドメイン管理、レンタルサーバーなど、かつて中小事業者が多数活躍していたのに、今では大手の独壇場になっているサービスは枚挙にいとまがありません。

それでは、大手に独占されにくいか、小規模事業者が活躍し続けることは可能か、どのように判断すれば良いでしょう?
私は「めんどくさい」がキーワードになると考えています。

大手企業はそのコスト体質を考えると、一件ごとに手間がかかりすぎる「めんどくさい」事業には手を出しにくいものなのです。
一方で、たとえ「めんどくさい」事業であっても、一件当たりの単価が高ければ大手でも参入可能なはずですね。

ホームページ買取事業はその単価に非常なばらつきがあります。
大半の案件が数万円、数十万円台になる一方、より大きな単位で取引されるものもあるでしょう。
ですから、ホームページ買取においては大手・中小のどちらかというわけでなく、それぞれの「棲み分け」が可能ではないかと考えています。

例えば不動産業界を考えてみると、大手の会社(三菱地所や住友不動産など)が有名な一方、街のいたるところに小さな不動産屋さんがあって、元気に活動されていますね。
これは不動産業界に様々なニーズがあり、大手と中小がそれぞれの得意分野で棲み分けしているということです。

将来、ホームページ買取業界はこのような形で発展してくれるのではないでしょうか。
多少願望も混ざっているかもしれませんが、私はそのように考えています。